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女性とメンタルヘルス

メンタルの不調

 気分の落ち込みや、イライラ、不安などの気持ちの変化は誰にでもあります。しかし、何日もよく眠れなかったり、気持ちの晴れることがしばらくないとき、状態をよくするために、一度、たちどまってみませんか。
ここ数年、社会不安などのストレスの多い環境で、メンタルトラブルを抱え込む女性が増えています。「ちょっと気分が冴えないけれどがんばろう」などと無理をして、不調が悪化しないように、自分にとって心地よいと思える環境を作ってみましょう。
そして、心の不調は、医師やカウンセラーに相談することは、けっして恥ずかしいことではありません。むしろ解決が速くなるので、「自分がおかしいな」と感じたら、気負うことなくたずねてみましょう。

このような症状が1カ月以上続いたら、医師に相談してみましょう。

・一日中気分が滅入っている。
・何をしても楽しいと思えない。
・よく眠れない。
・食欲がない、仕事のやる気が起きない。
・遠くに行きたいと思う。
・人に迷惑をかけている気がする。
                    など・・・。

原因

 心の病気は、環境の変化や育った環境、人間関係など、様々な要因によって起こります。誰でも平等にメンタルの病気にかかる可能性はあるのです。
特に女性の場合、女性ホルモンがメンタルバランスと密接にかかわっています。月経の前後に気持ちが揺れ動きやすくなるのはそのためです。女性のメンタルトラブルは、人生の節目に多いといわれ、就職、結婚、出産や、更年期をきっかけに発症することもあります。

女性ホルモンには卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)という、2つのホルモンがあります。それが交互に作用することで、女性のからだのバランスを周期的に保っています。女性ホルモンの調節は自律神経中枢と下垂体がかかわっているため、ホルモンバランスが崩れると身体と精神に不調がおきます。
卵胞ホルモン(エストロゲン)は、神経伝達物質のセロトニンにかかわり、心と感情を調節する役割があります。セロトニンの濃度が低下するとうつ病などの病気を引き起こします。
反対に、ストレスや過労により脳の視床下部の働きが乱れると、ホルモンの分泌が正常にできなくなります。そしてホルモンが減少すると、考え方がいつもと違って落ち込みやすくなったりします。

病院や医師について

 まずはかかりつけの医師がいるときには気になる症状を相談しましょう。自分で探すときには自宅の近くなど通いやすい病院がおすすめです。心の調子が悪い時には気力も低下しているので、どんなに良い病院でも遠くては行くまでに疲れてしまいます。診療時間が勤務時間に都合のよい、電車の乗り換え駅の近くなどで選ぶのもいいでしょう。
メンタル治療はゆったりと時間をかけることが多い、精神病院というと暗いイメージがある……、と心配する人もいるでしょう。しかしメンタルの病院も風邪のときにかかる病院も、おなじようなもの。軽い気持ちで、どんなものか様子をみてもらう程度でかまいません。病院にかかるときに準備も、特に必要はありません。

何科にきけばよい?

・精神科、神経科、精神神経科、メンタルクリニック
 うつ病や統合失調症、全般性不安障害など、心の病気全般

・心療内科
 胃腸の調子が悪い、心身症などの症状があるとき   など

・神経内科、脳神経外科
 手足のしびれや痙攣、顔面麻痺、意識障害などがあるとき   など

・女性外来、婦人科
 パニック障害や月経前不快症候群(PMS)がみられる場合    など

治療方法

 病院では、質問シートや問診で、メンタルバランスの診断をします。それをもとに、どういった検査をするべきか、ほかの診療科の受診が必要かなどを検討します。脳の状態を調べたり、血液検査などの健康状態を調べて検査することもあります。
治療はそれらの診察を総合して診断名と治療方法が決定されます。治療の目的・治療方法・通院の頻度・期間などの説明があります。
治療は「薬物療法」と「精神療法」の方法があります。まずは向精神薬で脳神経の働きをよくし、病状の改善を図りながら医師とのコミュニケーションで心理的な問題点を解決してゆく方法が多くとられています。

治療期間

 病状の程度でことなりますが、およそ2~4週間で楽になったと感じることが多いようです。ほぼ症状がなくなったと感じるまでは3~6カ月かかります。8割の人は一年以内に症状がなくなります。

自分でできる治療

他人の目から、自分を見るイメージで、冷静に自分の心を分析してみませんか?

・自分の考え方の癖を知る
→「まじめで頑固」などストレスの原因としているものを把握しましょう。どうしてもやってしまう考え方の癖を認識してみましょう。

・人間関係は諦めが肝心
→イヤな人とかかわるために大事なのは、自分であまり苦しまないようにすることです。長い人生の中、いやな人とかかわる時間はほんのちょっと。一緒にいないときにはいやな人のことを考えるのはやめましょう。

・完璧を目指さない
→何事もほどほどがちょうどいいと考えましょう。

・ストレスを発散する方法を見つける
→カラオケで何時間も歌い続ける、お笑いのDVDで思いきり笑い転げる、好きな運動をする……、自分の好きなことをするのがおすすめです。