疲れやすい、やる気が出ない、風邪が治りにくい、肌が荒れる、イライラする……病気とはいえないけど、なんとなく体調のよくないとき、上手にビタミンをとると気持ちもからだもシャキッとすることがあります。でもビタミンにはいろいろあって、どれを選べばいいのかわからない、そんなあなたのためのビタミン講座です。あなたのビタミン不足度をチェックし、自分の症状に合った「ビタミン・パワー」をとりいれましょう。

食糧事情のいい日本では、ビタミン不足によって病気になる人はごくわずかです。その半面 、過労・ストレス・タバコ・アルコール・睡眠不足・運動など、体内のビタミンを消耗したり、破壊する要因が急増し、なんとなく体調がすぐれない「潜在的ビタミン不足」の女性が増えています。
あなたにはいま、どんな症状がみられますか。あなたの体が必要としているビタミンを知っておきましょう。

ビタミンBやCなどの水溶性ビタミンは、多めにとっても水分と一緒に体外へ排出されます。でも、AやDなどの脂溶性ビタミンは蓄積するため、とりすぎるとビタミン過多症になることも。食事からとる場合にはほとんど問題ありませんが、ビタミン剤を飲むときは注意書きをよく読み、1日の用量 を守りましょう。
ダイエット中の女性のなかには、食事を抜くかわりにビタミン剤を飲む人がいますが、それは大変な間違いです。ビタミンは自動車でいえば潤滑油の役割をするもので、けっしてガソリンではありません。ビタミン剤だけでは栄養失調を起こすので、かならず食事をとるようにしましょう。
