肉料理のカロリーは油脂の量で決まります。高カロリーになりやすい油脂を控えるポイントはふたつ、脂肪の少ない肉を選ぶこと、そして調理の油をできるだけ控えることです。まずは、素材の肉選びです。脂身の多い肉ほど、高カロリーになります。例えば、豚ヒレ肉なら100gで115kcal、豚ばら肉なら100gで386kcalと3倍以上のカロリーになります。ロース肉などは、目に見える脂肪は取り除いて使い、霜降り肉は選ばないようにしましょう。ひき肉は脂肪を多く含む部位が使われていることが多いので、低脂肪の肉を挽いてもらいましょう。低脂肪の肉は、豚肉や牛肉ならもも肉やヒレ肉、鶏肉なら胸肉の皮なし、ささみなどです。
次は調理で油をあまり使わないことです。揚げ物は油を多く使うので、避けましょう。特にフライなど、衣の厚い揚げ物はかなり高カロリーになるので注意が必要です。炒め物の油を控えるには、フッ素樹脂加工のフライパンを使って、一人分で小さじ1杯程度を目安に、計量して使いましょう。網焼きなどで、脂肪を落とすのもよい方法です。
ただ、脂肪の少ない肉は硬くなりやすいのが欠点です。加熱しすぎないように注意して、パサつきを抑える調理の工夫が必要です。

豚ヒレひと口カツ用・・・150g
塩、こしょう・・・各少々
玉ねぎ・・・100g
にんにく・・・1かけ
小麦粉・・・小さじ1
トマト水煮缶・・・100g
トマトケチャップ・・・大さじ1
水・・・80cc
固形スープの素・・・1/2個
塩、こしょう・・・各少々
油・・・小さじ2
パセリのみじん切り・・・少々
豚肉はビタミンB1を多く含む食品の代表です。ビタミンB1は炭水化物をエネルギーにかえるときに必要な栄養素で、体内にたまった疲労物質をスムーズに取り除く働きもあります。
疲れがとれない時にもおすすめのメニューです。