あじやさんま、いわしなど、背の青い魚を「青魚」と呼びます。この青魚の脂肪には、IPAやDHAなど「多価不飽和脂肪酸」という栄養成分が豊富に含まれています。これらの脂肪酸には、血液中の脂質であるコレステロールや中性脂肪を減らす働きがあります。
一方、肉や卵、乳製品などほかの動物性食品に含まれる「飽和脂肪酸」には、血液中のコレステロールを増やす働きがあります。
したがって、肉に偏り、魚が不足する食生活を続けると、血液中の脂質が増えやすく、いわゆる高脂血症が心配になってきます。
最近の、特に若い世代の食生活では魚を食べる機会が減ってきているようです。青魚の健康効果をしっかりと得るために、1週間に3回程度は食べるようにしたいものです。

さば・・・160g(2切れ)
■下味
醤油 ・・・小さじ1
みりん・・・小さじ1
生姜汁・・・小さじ1
小麦粉・・・適宜
焼き油・・・大さじ1
長ねぎ ・・・1/2本
しめじ ・・・80g
ピーマン・・・1個
■漬け汁
醤油・・・大さじ1
砂糖・・・大さじ1/2
酢 ・・・大さじ1
水 ・・・50cc
青じそ・・・2枚
さばの青魚の中でもIPA・DHAの含有量トップクラスです。IPAやDHAは中性脂肪値やコレステロール値を低下させる働きがあります。ただし脂肪も同時に摂取することになるので、体脂肪が気になる方は食べ過ぎに注意しましょう。