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不正出血について

女性なら不正出血は一般的にあるものなのでしょうか?
月経以外の時に出血すると病気かも?と心配になってしまいますよね。でも、女性の体はデリケート。不正出血は誰でも経験しているはずです。

でも、生理痛がひどくなったり、貧血になるほどの不正出血があったら、原因を突きとめてください。不正出血の悪性のものには、子宮がん、卵管がん、膣がん、外陰がん、子宮肉腫などが隠れていることがあるからです。
不正出血っていったいどこから血が出ている状態なの?
病気によって、出血する場所もさまざま。ホルモンバランスの乱れやポリープ、子宮内膜症、頚管炎など子宮内部から出血するのですが、かぶれやただれなどの炎症で、膣、外陰部から出血することもあります。また、子宮外妊娠の場合には、卵管から出血します。

不正出血を長期間放置しておくと貧血になったり、重大な病気が進行し治療が難しくなることがあるので、早めに出血の原因と部位をはっきりさせることが大切です。
月経後1週間くらいすると、また少しずつ出血してきて1週間ほど続きます。 いつもおりものシートのお世話になっています。
計算をしてみると生理開始から14日目頃の出血なので、排卵に伴った「排卵期出血」でしょう。あまり出血量が多い時にはホルモン剤や、容量ピルを使って治療しますが、少量なのであれば、そのまま経過を見ます。自分の体のリズムをつかむために、基礎体温を記録してみるといいですね。
月経と月経の間に、微量ですが出血があります。 月経痛がひどいわけでもありませんし、貧血でもありません。
女性の体はデリケート。出血は生理時だけではありません。微量であれば、おそらく「中間期出血」でしょう。毎月5日以上続くのであれば、排卵機能が乱れている可能性があるので、軽い排卵誘発剤を内服することもあります。いずれにしても、それほど怖がる必要はありません。
たえず茶色いおりものがあるので、ナプキンやおりものシートが手放せません。 でも診察に行く勇気がなくて……
卵巣からのホルモン分泌が足りない「卵巣機能不全」の可能性があります。これは、卵巣で作られているホルモンのバランスが悪くて、子宮内部で出血している状態。でも、「卵巣機能不全」は、薬剤の服用で治ります。

それ以外には「子宮頸管ポリープ」の可能性も考えられます。この場合には、切除が必要になる場合もありますが、良性の腫瘍なので安心してください。

婦人科はとかく敬遠されがち。でも最近では女医さんや、レディースクリニックなども増えてきています。専門家に女性特有の体調不良を相談することは、心身の健康管理に役立つはずです。
10年以上前に閉経しているのですが、たまに不正出血があります。 子宮がんじゃないかと心配です。
閉経後の不正出血で、第一に考えられる病気は「子宮がん」です。もしも、最近がん検診へ行っていないのであれば、できるだけ早く検査をしましょう。

がん以外の病気では、「萎縮性膣炎」というものがあります。閉経後は卵巣から卵胞ホルモン(エストロゲン)が分泌されにくくなります。そのため、卵胞ホルモンによって守られている膣や外陰部、膀胱などの粘膜がただれて、黄色っぽいおりものや、不正出血があるのです。いずれにしても、早急に病院で原因をはっきりさせましょう。
不正出血で病院に行った場合、どんな診察をするの?
問診票に、最後の月経の日にちと期間などを記入します。このとき、基礎体温を付けておき、記録表を持参すると、診察時にとても役に立ちます。

内診に抵抗がある女性が多いと思いますが、膣の内部を直接診察する内診以外にも、お腹の上にエコーを当て、超音波で病気の原因を探る「経腹法」という診察方法もあります。治療も薬の服用や注射だけで済む場合が多数。たとえ手術となったとしても、レーザーなどの電気メスの使用で、あっという間に終わる場合もあります。
月経が終わったあと、1、2日後にまた出血がみられることがあります。これは病気なのでしょうか。
不正出血には、さまざまな原因があります。一般には大きく分けると、機能性出血(ホルモンバランスの乱れなどによるもの)と、器質性出血(子宮筋腫や子宮がん、子宮頸管ポリープ、子宮腟部ビランなどによるもの)とがあります。

あなたの場合には、月経が終わってすぐにまた出血が起こっています。これはおそらくホルモンバランスの乱れによるものと思われます。月経の前後に起こる少量の機能性出血は、思春期や更年期の人にわりと多くみられるもので、それほど心配はいりません。

ただ中高年の場合には、機能性出血にみえて、じつは病気がひそんでいることもあります。出血がつづくような場合には病院を受診し、がん検査などを受けてください。

 不正出血のある人は、ぜひ日頃から基礎体温を記録しておいてください。受診のときに医師にみせると、診断にあたって非常に役立ちます。(不正出血に関する基礎知識については、知っておきたい女性のからだ「不正出血1、2」もご覧ください)。
月経が終わった後、10日ぐらいして少量の出血がありました。下腹部に少し痛みもあります。これは何なのでしょうか。
おそらく排卵期(中間期)出血だと思われます。排卵の前になると、女性ホルモン(卵胞ホルモン)の分泌量が低下するために起こるものです。出血は2~3日間続きますが、自然に止まるようなら特別な治療は必要ありません。

排卵期出血かどうかは、毎日きちんと基礎体温を記録しておけば、自分で知ることができます。基礎体温は、月経の始まりから排卵までは卵胞ホルモンの働きで低温を示します。低温期は約2週間つづき、排卵があった後、黄体ホルモンの働きで体温が上昇しはじめます。排卵期出血ならば、ちょうど排卵の頃(低温期の最後頃)に出血がみられます。
高校生ですが、月経の1週間ほど前から出血があり、しばらくつづきます。どこかに病気があるのでしょうか。
あなたの年齢と症状からみて、おそらくホルモン異常などによる機能性出血でしょう。ホルモン異常といっても、病気ではありません。若年性出血とか思春期出血ともいわれるもので、あなたの年齢では女性ホルモンの分泌がまだ十分でないために起こるものです。ほとんどの場合は、成長とともに治ってしまうものなので、とくに心配はいりません。

ただ出血がつづくと、貧血を起こしやすいので、その点の注意が必要です。若い人はとくに、貧血を起こしやすい傾向があります。出血がなかなか止まらなかったり、貧血状態がつづいて不安なときには、婦人科を受診するといいでしょう。そのときはホルモンの分泌状態を知るために、1~2ヵ月ほど基礎体温を記録し、医師にみせるようにしてください。
ワンポイントアドバイス
月経や不正出血にともなう貧血には、鉄分の補給が大切です。レバー、昆布、ひじき、しじみ、煮干などの食品を積極的にとるようにしましょう。食べものだけでは補えない場合には、鉄剤のサプリメントを飲む方法もあります。またダイエットでも貧血を起こしやすいので、注意が必要です。
性交後に少量ですが出血があります。月経予定日の少し前ということが多いのですが、病気と関係がありますか。
一般に性行為のあとの出血は、子宮腟部ビラン(子宮口部分のただれ)が原因という例が多くみられます。子宮腟部の粘膜が傷ついて、出血が起こるものです。腟炎を併発していると、さらに出血しやすくなります。

そのほか子宮頸管ポリープ、子宮頸がんなどによるものもあります。高齢者の場合には、老人性腟炎ということもあります。

出血が、あなたのように月経前に性行為をしたときだけならば、性行為によって刺激を受け、月経と同じように子宮内膜の一部がはがれ、出血している可能性も考えられます。

いろいろな原因が考えられるので、一度受診し、がん検査をふくめて診察をしてもらったほうがいいでしょう。
数年ぶりに男性と性交渉をもったところ、とても痛く、またかなりの出血もありました。病気との関連性はあるのでしょうか。
性交後の出血には、子宮頸管ポリープや子宮頸がんなどの可能性もあるので、病院で検査をする必要があります。

ただ、あなたの場合は、久しぶりの性交渉という点や、性交時の強い痛み、大量の出血という症状からみて、おそらく性交時に会陰部か腟に傷がついたためと思われます。出血量が多かったり、出血がなかなか止まらないようなときには、感染も心配なので、すぐに病院を受診してください。
数年前に子宮の全摘手術を受けました。月経がないはずなのに、最近になって出血することがあります。どうしてでしょうか。
子宮を摘出するときに、腟壁を閉じる縫合手術も同時におこないます。その縫合部分に、良性のポリープ様のもの(肉芽)が発生し、それが原因で出血したものと思われます。

子宮摘出後のこのような出血は、時々みられます。肉芽は簡単に処置できますので、心配はいりません。
排便時にきばったとき、よく出血します。肛門からなのか、腟からなのか、よくわかりません。どうしたらいいでしょうか。
排便時の出血の多くは、痔(内痔・外痔)によるものです。あなたのように、自分ではよくわからない場合には、まず肛門科や消化器外科などを受診して痔の検査を受けてみてください。

痔のなかでも、切れ痔は硬い便によって肛門部が切れるため、よく出血がみられます。軽症のうちはすぐに治りますが、慢性化すると排便時にきばるたびにすぐに切れ、出血しやすくなってしまいます。さらに悪化すると、肛門近くの静脈が切れ、かなりの出血をみることもあります。

若い女性にとって、痔の検査で受診するのは恥ずかしい気がするかもしれません。ところが女性の痔はとても多く、また受診を遅らせて悪化させてしまう人も少なくありません。排便のたびに出血するようなら、早めに受診したほうがいいでしょう。

その結果、もし痔でないとしたら、婦人科を受診してください。
ワンポイントアドバイス
痔は、便秘がちの若い女性に多くみられます。便秘がちの人は、冷えたトイレできばっている時間が長く、そのため痔になりやすい傾向があります。便意がないときや、出そうもないときには、あまり頑張らないようにすることが予防のコツです。シャワートイレも肛門部を清潔に保ち、痔の悪化を防いでくれます。痔の状態がよくないときは、アルコールや刺激物も影響を与えやすいので、ひかえめにしましょう。