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更年期について

50歳になりますが、乗り物に乗ろうと急いだりすると、冬でも大汗をかき、なかなか止まらないので困っています。これはどういう症状なのでしょうか。
典型的な更年期の症状のひとつです。更年期の症状には、月経周期の乱れや不正出血などのほかに、不定愁訴といわれるものがあります。人によって違いはありますが、ほてり、のぼせ、発汗、めまい、頭重感、不安感、憂うつ感、肩こり、不眠などの症状です。

あなたの症状は、一般的にホットフラッシュともいわれ、からだが急に熱くなって大汗をかいたりします。真冬でもシャツ1枚になり、それでも汗が止まらない人もいます。

その原因は、更年期になるとエストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌量が低下し、自律神経や血管運動神経などの調節機能がおかしくなるためです。家庭や職場におけるストレスによって、さらに症状が悪化する人もいます。

治療法としては、ホルモン補充療法が効果的です。女性ホルモンを補うことで、自律神経などの機能を回復させるものです。ただホルモン補充療法は、乳がんや子宮がんなどの経験者や、その疑いのある人などはできませんので、ほかの方法などもふくめて、主治医と相談してください。
ワンポイントアドバイス
更年期によくみられるホットフラッシュは、大汗をかいたあと風邪などをひいて体調をくずしやすいので、注意が必要です。外出時には脱いだり着たりしやすい服装を心がけ、肌着の着替えとタオルを1枚ずつ持って出るようにしましょう。冬でも扇子を持ち歩くと、汗をかいたときに便利です。
閉経後、排尿時に痛みがあり、病院でエストリールという薬をもらって飲んでいます。ホルモン剤だと聞きましたが、飲みつづけても大丈夫でしょうか。それから排尿時の痛みは、子宮体がんと関係がありますか。
まず薬についてですが、エストリールはエストロゲン(卵胞ホルモン)製剤で、更年期のさまざまな障害を改善するものです。あなたのような、閉経後の排尿痛や頻尿などの症状にも効果があります。

乳がんや子宮がんなど、女性ホルモン依存性のがんの経験者やその疑いのある人には卵胞ホルモンの薬は向いていませんが、それ以外の人ならばつづけて服用しても、あるいは腟錠として使用しても、ほとんど副作用はありません。

次に排尿痛と子宮体がんとの関係ですが、初発の症状としてはあなたの排尿痛はあまり関係ないと思われます。もし不正出血があるのなら、子宮体がんの検査を受けてみてはいかがでしょうか。

また、できれば膀胱炎や尿道カルンクラ(赤黒い腫瘍状のものが尿の排出口にできる)がないかどうか、診てもらってください。こうした症状がない場合には、やはり更年期の排尿痛であって、ホルモン剤がもっとも適していると思います。

なおエストリールはとても弱いエストロゲン製剤で、発がん作用はきわめて少ないものですが、念のため年に1回はがん検診を受けておきましょう。
更年期を迎えた頃から、性交時にかなり強い痛みがあります。治療法はありますか。
更年期から閉経後の性交は、とても重要な問題といえます。とくに女性は更年期からエストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌低下によって、腟の萎縮が起こりやすくなります。そのため性交時に痛みを感じたり、出血したりする人も少なくありません。

治療や症状の改善には、いろいろな方法があります。女性ホルモンを補うホルモン補充療法では、飲み薬や貼り薬、ぬり薬などがあります。また腟の粘膜の問題だけなら、エストロゲンの腟坐薬で改善することもできます。

男性の側に、性交時に潤滑剤のゼリーなどを使ってもらうのも、いい方法です。この場合には男性にも、性交時における女性の痛みや出血などについて、理解してもらうことも大切なので、よく話し合ってください。

またこうした問題で受診するときには、恥ずかしがらずに自分の悩みをはっきり医師に話すようにしてください。最近は更年期外来のような専門分野もできていますし、更年期障害にくわしい婦人科医や女性の婦人科医など、話しやすく、話をじっくり聞いてもらえる医師を探すことも大切です。
ワンポイントアドバイス
閉経期になると月経が不順になり、しばらく無月経の時期がつづくことがあります。閉経したと思いこみ、つい避妊せずにセックスをして、思わぬ妊娠を経験することがあります。この時期の月経は不安定で、数ヵ月なかったのにまた始まることも少なくありません。閉経期であっても、しばらくのあいだは妊娠の可能性があると考え、避妊をきちんとするようにしましょう。