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乳房について

生理前、乳房が痛かったり、張ってくるのはなぜですか?
乳房が張ってくると、「生理が近い」と自覚できますよね。それは健康な乳房の証拠です。女性の体で、乳房は女性ホルモンである卵胞ホルモン(エストロゲン)と、黄体ホルモン(プロゲステロン)の影響をいちばん受けやすくなっています。ホルモン周期に連動して乳房は変化しますが、とくに周期の後半期の黄体ホルモンが働く時期に乳房は膨満し、張ってきます。
14歳の娘の胸にしこりがあります。検査したほうがよいでしょうか?
しこりの境界線がはっきりとしていてコロコロと動くのならおそらく「乳腺線維腺腫」でしょう。これは思春期に多い良性の腫瘍で、まずは様子を見てください。しこりに変化がないようなら基本的には放っておいても構いません。乳腺が正常に発育していけば、しこりが分からなくなっていきます。

もし、しこりが大きくなっていくようであれば、病院の超音波検査やレントゲン検査(マンモグラフィー)などで内容成分を確かめましょう。
検診で「乳腺症」と診断されました。乳がんになる可能性はあるのでしょうか。
乳腺症は、乳房にしこりができ、自発痛や圧痛に加え乳首から分泌物が出ることもあります。これらの症状や所見は、月経周期に応じて変化し、開始直前に最も顕著になります。35~45歳の中年女性に好発しますので、乳がんと間違えやすいのですが、「乳腺症」と診断されたのなら良性なので心配はありません。はっきりとした原因はわかっていませんが、女性ホルモンのバランスの乱れによるものといわれています。

通常は経過観察のみで特別な治療は行いません。放っておいても閉経後には自然に消えてしまいます。強い痛みなどがなければ、特別な治療の必要もありません。また乳腺症から乳がんに発展する可能性は、きわめて低いとされています。
3年連続で乳腺症といわれました。心配です。
専門医の診断を受けたのなら大丈夫。乳腺症と診断されても、あまり不安がる必要はありません。が、万が一、細胞が変化し、乳がんになってしまった場合に敏速な対応が必要ですので、1年に1~2回は乳房検査を続けてください。

私はいわゆる陥没乳頭で、さわっても乳首が出てきません。どうしたらいいでしょうか。
陥没乳頭は、妊娠中に自然に治ってしまう人もいますが、多くはそのままの状態です。でも、赤ちゃんへの授乳はできますので、心配する必要はありません。ひどいものでは矯正手術をすることもあります。

人によって乳房の大きさが違うように、個人差だと考えてあまり気にしないほうがいいでしょう。
おっぱいが出ない場合、助産師さんのマッサージは痛いんですよね……
出産後、2~3日ぐらいの代表的なトラブルとして「急性うっ滞性乳腺炎」があります。これは赤ちゃんのお乳を吸う力が弱かったり、乳管の開きが悪いと、乳腺に乳汁がたまって炎症を起こす病気です。

治療法は乳房を温めてマッサージし、たまった乳汁を出してうっ滞を解消します。マッサージは助産師さんが行いますが、正直いってかなり痛いもの……。その後は、赤ちゃんがおっぱいをすった後に残った乳汁を搾り出すことを繰り返すうちに、症状は徐々におさまっていきます。
授乳を続けているうちに乳首が赤くはれ上がり、炎症を起こしてしまいました。
授乳を続けている間に、乳首から細菌が入り、乳腺内で炎症を起こす病気を「急性化膿性乳腺炎」といいます。時には発熱があり、わきの下のリンパ節が腫れることもあります。治療は乳房を冷湿布し、抗生物質、消炎鎮痛剤が基本です。治療中は乳房を休めるために、授乳は中止してください。
検診で「乳腺のう胞症」と診断されました。乳がんになる可能性はあるのでしょうか。
乳腺症は、乳房にしこりができ、乳首から分泌物が出ることもあるため、乳がんと間違えやすいのですが、良性のものなので心配はありません。原因ははっきりわかっていませんが、女性ホルモンのバランスの乱れによるものと思われます。

月経が不順気味の人や排卵のない人、授乳経験のない人などに起こりやすい傾向がみられます。年齢的には、30歳代~40歳代に多く、閉経後には少なくなります。

放っておいて自然に消えてしまうこともありますし、強い痛みなどがなければ、特別に治療の必要もありません。

また乳腺症から乳がんに発展する可能性は、きわめて低いとされています。あなたの場合も心配ないと思いますが、不安なときはほかの病気の予防もかねて、半年に1回ぐらいのペースで定期検診を受けることをお勧めします。
ワンポイントアドバイス
乳房にしこりがあった場合、乳がんのほかに乳腺症、乳腺線維腺腫などの可能性が考えられます。同じしこりでも、さわったときの硬さやなめらかさ、痛みの有無などに違いがあります。しかし、一般の人にはわかりにくいので、しこりがみつかったら自己診断せず、かならず専門医の検査を受けてください。乳がんのほかは良性なので、しこりが小さいときは治療の必要はありません。乳腺線維腺腫が急速に大きくなった場合には、手術で摘出したほうがいいこともあります。